いよいよ夏も終盤ですが、最後の猛暑から逃れて遊びに行きたいけど、遠くに行くのは時間的に厳しいという方のためにご用意しました。釜山の都心の穴場、涼しい渓谷で暑さを賢明に乗り切りましょう。
盤如チョロク公園&萇山渓谷
子どもたちが自然の中で思う存分遊べる場所、盤如チョロク公園&萇山渓谷で、残暑を涼しく過ごしませんか?
盤如チョロク公園はとくに子連れで行くのに最適と評判の場所です。チョロク(緑)公園の中にある「盤如・休・レジャー緑地」は、ピクニックゾーン、アスレチックネット、裸足で歩ける黄土道など、様々な設備が整えられており、子どもも大人も自然と触れ合いながら楽しい時間を過ごすことができます。色々な設備と渓谷を楽しむためには、かなり傾斜のある道を登る必要がありますが、あらかじめ登山も兼ねるつもりで心の準備をしておきましょう。
ここで一番人気の施設は全長43mのローラーすべり台。釜山最長なので、スリル満点の体験ができます。安全のためのいくつかのルールが丁寧に表示されていますので、それを守りさえすれば、安心して楽しむことができます。ローラーすべり台の終点のところには、幼児も寝転んで遊ぶのに適したアスレチックネットもあります。ハンモック、木製の椅子が設置されていて、子守で疲れた大人も快適に過ごすことができます。
「休・レジャー緑地」ののすぐそばには浅い渓流が流れていて、足を浸して遊ぶことができ、小さな魚がたくさん生息しているので、採集が好きなお子さんも夢中になること間違いなしです。
盤如チョロク公園&萇山渓谷
- 住所:釜山広域市海雲台区盤如洞山111-2
- 交通情報:都市鉄道釜山東海線・釜山院洞駅1番出口→釜山院洞駅停留所で44, 52, 144番バスに乗り換え→終点一新車庫地停留所で下車、徒歩10分
- 駐車場:盤如図書館公営駐車場
- お問い合わせ:+82-51-749-4000(海雲台区庁)
(旧)大新公園・大新渓谷
忙しい毎日に活力を吹き込む「フィトンチッドあふれる」都会の公園!
中央公園(旧・大新公園)&大新渓谷で爽やかな自然を存分に楽しみましょう~。
東亜大学病院の近くにあってアクセスの良い(旧)大新公園。ここの最大の特徴はヒノキの森です。そのおかげで公園に入るとすぐに新鮮な空気を体で感じることができます。木々の間に遊歩道も整備されていて、気軽に散歩できます。子どもが遊びまわったりバドミントンができる平らなスペースや休憩できる椅子、わき水、ちょっとした運動器具などの設備も見えます。
ここは、かつて釜山住民の飲料水を供給していた場所でもあります。大新公園には二つの水源地がありますが、ヒノキの森と大新渓谷の近くに位置する水源地は第1水源地で、現在は鯉やすっぽんなどの生き物を観察できる溜池になっています。
ヒノキの森の近くにある大新渓谷の渓流は、子どもの膝位までの深さなので、水遊びで涼むのに適しており、小さな魚やカワニナがたくさん生息していて、採集して遊ぶことができます。なかなか自然体験ができない都会の子どもたちには良い思い出になるはずです。
(旧)大新公園・大新渓谷
- 住所:釜山広域市西区ポスデロ320番ギル59
- 交通情報:都市鉄道釜山1号線・西大新駅4番出口→西大新駅停留場で西区5番バスに乗り換え→東亜大学校病院停留所で下車、徒歩8分
- 駐車場:大新公園公営駐車場(有料)
- お問い合わせ:+82-51-240-4000(西区庁)
九徳キャンプ場渓谷
地域住民だけが知る穴場スポット!
九徳キャンプ場の近く、静かな渓谷で子どもと一緒に、家族団らんの癒しの時間を過ごしてみませんか?
九徳キャンプ場渓谷は(旧)大新公園と繋がっていますが、大新公園から始まる遊歩道「スプセンロード」を辿っていくと、また違う景色が広がります。この周辺で最も広く知られている場所は、テンプルステイで有名な「内院精舎」で、都心に近いお寺の中でも規模が断トツです。境内を見て回りながら、自然に癒されることができます。
かつて地域の飲料水を供給していた、かなり大きな規模の水源地もあります。九徳キャンプ場近くの水源地は「第2水源地」で、鯉などの生き物を観察することができ、噴水も定刻に稼働するので、見ているだけで涼しい気分になります。
キャンプ場の近くには、サッカーを楽しめる運動場があり、健康づくりのための運動を楽しむのに適しています。
キャンプ場の近くを流れる渓流は、子どもたちの水遊びに適した深さなので、夏の暑さがまだ続く時期に訪れ、足を浸して涼を楽しんでみましょう。
九徳キャンプ場渓谷
- 住所:釜山広域市西区コンマウルロ156番ギル109 九徳青少年修練館
- 交通情報:都市鉄道釜山1号線・西大新駅4番出口→西大新駅停留場で西区1番バスに乗り換え→ 九徳コンマウル停留所で下車、徒歩7分
- 駐車場:九徳コンマウル公営駐車場
- お問い合わせ:+82-51-246-4685(九徳キャンプ場)
梵魚寺龍城渓谷
釜山の文学史で欠かせない文人、楽山・金廷漢をご存じですか?金廷漢の短編小説「寺下村」に登場する貯水池は、梵魚寺「龍城ダム」がモチーフになっています。つまり、龍城ダムは単なる都会の貯水池に留まらず、文学史的価値のある場所といえます。
龍城渓谷の渓流は龍城ダムから始まりますが、気持ち良く落ちる渓流の滝を見ていると、心まできれいに洗われるような気がします。写真からも分かるように、龍城ダムの近くの上流は非常に激しい流れで、安全上の理由で入水できませんので、注意してくださいね。
人々がたくさん集まる場所は下流の方です。ここは子どもの膝位の深さで、幼児が遊んでも安心できるスポットです。また、小さな魚が多く、生態体験にもうってつけです。渓流の近くには「文化体験ヌリギル」という遊歩道と休憩スペースが整備されており、水遊びと軽い登山を一緒に楽しむことができます。
梵魚寺龍城渓谷
- 住所:釜山広域市金井区ポモサロ267
- 交通情報:都市鉄道釜山1号線・老圃駅5番出口→ 梵魚寺入口停留所で90番バスに乗り換え→梵魚寺駐車場停留所で下車、徒歩2分
- 駐車場:梵魚寺公営駐車場
- お問い合わせ:+82-51-519-4000(金井区庁)
隠れた都会の渓谷スポットをいくつかご紹介しました。自然を満喫できる素晴らしい場所ですが、環境保護のために川で捕まえた魚は全て放しましょう。
しっかり守ってくださいね!