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色とりどりの影島の海の中、生き生きとした漁師たちの暮らしに触れる

文・写真旅行作家ムン・チョルジン

評価未評価
PV 371

どこを見渡しても緑、緑、緑。枯れていた枝が、いつの間にか新緑に覆われ、春の暖かい日差しが次第に熱くなってきました。そうです、海が恋しくなる季節がやってきました。釜山ほど多種多様な海に出会える場所も珍しいです。買い物、観光、休養が一体となった海雲台を筆頭に、照明と夜の文化が融合した広安里、小さな漁村の趣がそのまま残っている機張、そして海に囲まれた影島。海を見て回るだけでも一週間はかかる釜山は、マリンシティそのものです。その中でも影島は釜山の海を一番肌で感じられる場所ですが、今回は影島を存分に楽しむ方法をご紹介します。

影島海女文化展示館

海女漁業は、世界的に見ても珍しい、特別な海洋文化です。1887年、済州の海女さんが初めて影島に入島し、釜山の島・影島でも海女漁業が始まりました。当時、釜山はテングサやワカメなどが豊富に獲れる漁場で、これらを取引する市場も盛んだったため、済州を離れて出稼ぎに来た海女さんたちの拠点となりました。

その後、1970年代初めから夫の経済活動を支えるため、多くの済州の海女さんたちが釜山に移住し、海女文化が影島にも定着しました。産業化時代の輸出産業の繁栄に伴い、夫たちが都市に出稼ぎに行って長期間家を空けるようになると、海女さんたちは影島で漁業を営みながら家計を支えました。影島に海女文化展示館が開館し、海女さんの銅像まで建てられた所以です。海女文化展示館では、影島のこのような海女漁業の歴史と海女さんたちの生き生きとした暮らしを見ることができます。

影島海女文化展示館

住所：釜山広域市影島区チュンリナムロ2-36 影島海女文化展示館
営業曜日及び時間：毎週火曜日～日曜日9:00～18:00
休業日：毎週月曜日
交通情報：都市鉄道釜山1号線・南浦駅8番出口→影島大橋・南浦駅バス停で508、71、7、6番に乗り換え→南高校バス停で下車、徒歩7分
駐車：影島海女文化展示館公営駐車場
お問い合わせ：＋82-51-419-4505

影島海女村

影島海女文化展示館の1階には「海女村」があります。17人の影島の海女さんたちが毎日朝8時から午後2時までの6時間、漁をして獲った海の幸を味わうことができます。ホヤ、サザエ、ナマコはもちろん、アワビやタコなど、影島沖のとれたての海の幸は、格別な味を誇ります。タコや様々な海産物が入ったラーメンもぜひ味わうべき逸品です。波が押し寄せる影島の海を見ながら、食べやすい大きさに切られた海鮮をさかなに冷たい焼酎を飲むと、これ以上の幸せはありません。夕日が沈む夕方に訪れたときには、感性豊かな雰囲気に酔って「焼酎をもう一本ください」と叫んでしまうことでしょう。

影島中里海女村のもう一つの特徴は、山盛りの海の幸の間に並ぶキンパプです。海女村には海女さんの外にもキンパプを売る夫婦が住んでいますが、テレビ番組で海鮮とキンパプが一緒に並ぶ様子が放映され、「中里海女村」といえば思い浮かぶ代表的なイメージになりました。今も海女村を訪れると、キンパプと海鮮料理を一緒に食べるユニークな味のハーモニーを体験することができます。

影島海女村

住所：釜山広域市影島区チュンリナムロ2-35影島海女文化展示館1階
営業曜日及び時間：毎日9:00～18:00
交通情報：都市鉄道釜山1号線・南浦駅8番出口→影島大橋・南浦駅バス停で508、71、7、6番バスに乗り換え→南高校バス停で下車、徒歩7分
駐車：影島海女文化展示館公営駐車場
お問い合わせ：＋82-51-419-4505

影島海上釣り場

せっかく釜山まで足を運んだなら、釣りに挑戦してみませんか？影島区東三洞河里に位置する海上釣り場では、初心者でも気軽に釣りが楽しめます。料金は1人当たり2万ウォン、5千ウォンで釣り竿もレンタルできます。エサを持参して明け方5時から毎定時に出発する船に乗ると、船着き場から徒歩2～3分のところの海に浮かぶ海上釣り場はすぐそこにあります。

いかだのような形をした海上釣り場は、遠くから見たときとは違い、かなり規模が大きいです。広々とした場所に日よけやテーブル、トイレなどの設備が整っていて、簡単な自炊も可能です。釣り糸を海に投げて釣りをしている間、周囲の風景をゆっくり見まわします。静かな漁村とその背後にそびえ立つマンション群はユニークな光景で、海岸沿いに広がる奇岩怪石が不思議な形をしています。釣りも確かに楽しいですが、海の上から影島を眺めるのもなかなか乙です。

影島海上釣り場

住所：釜山広域市影島区東三洞764-7
交通情報：都市鉄道釜山1号線・南浦駅8番出口→影島大橋・南浦駅バス停で88A、8、30番バスに乗り換え→河里バス停で下車、徒歩6分
駐車：東三河里港公営駐車場
利用料金：20,000ウォン(体験料)/5,000ウォン(リール釣り竿をレンタル)/エサは別に準備する必要あり
お問い合わせ：＋82-51-405-0204, 0207

色とりどりの影島の海の中、生き生きとした漁師たちの暮らしに触れる

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