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釜山の海再発見!石ころゴロゴロのモンドル海岸へ!

文・写真 旅行作家 ムン・チョルジン

釜山の海再発見!石ころゴロゴロのモンドル海岸へ!
  • 評価 レーティングの星5.0
  • PV 7,312
釜山には有名なビーチがたくさんありますが、あまり知られていない穴場のビーチもあります。モンドル海岸がそれです。

「釜山の海」といえば海雲台や広安里などの海水浴場をまず思い浮かべる方が多いと思いますが、砂浜ではなく小石が敷き詰められたビーチが釜山のあちこちにけっこうあります。モンドル海岸と呼ばれる小石の浜で有名な麗水や巨済島にも引けを取らないスポットですので、ぜひチェックしてみてください。釜山の海の新しい魅力が発見できるはずです。

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二妓台モンドル海岸

長山峰麓の岩の絶壁と東海が接するところにある二妓台。軍事作戦地域として一般人の立ち入りが規制されていましたが、1993年から一般に開放され、誰でも二妓台の絶景を見られるようになりました。

海岸の崖に沿って4.7kmも続くトレッキングコースも素敵ですが、海の向こうに見える海雲台マリンシティの高層ビルの風景は、二妓台をさらに特別なものにしています。うねる波が見える遊歩道を歩いていると気持ちがスッキリする不思議な場所でもあります。

釜山の海の魅力が凝縮されているといっても過言ではないこの場所に、秘境のモンドル海岸があります。二妓台海岸散策路の終点にあるトンセンマルからそう遠くありません。海食洞窟の前にモンドル海岸がひっそりと広がっています。様々な形の大きな岩の間で波にもまれる丸い小石が異彩を放っています。打ち寄せる荒波に小石がコロコロと転がる音は、甘い音楽のように心地良く聞こえます。


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青沙浦モンドル海岸

海雲台海水浴場と松亭海水浴場に挟まれ、山の急斜面の下にある青沙浦は、大都市ではなかなか感じられない漁村の風情が残っています。漁船が停泊している小さな港と周辺に散らばっている様々な漁具。せわしなく動く漁師の足取り。船で沖に出ないと見られないような風景が目の前で生き生きと繰り広げられます。

きれいな灯台があってインスタ映え写真を撮りに来る人足が絶えない青沙浦は最近、海岸列車とスカイカプセルの開通により全国的な観光スポットになりました。海岸線に沿って遊歩道も新しく整備されたおかげで、海の秘境・モンドル海岸が世間に広く知られるようになりました。

海岸の崖の下にひっそりと隠れていた青沙浦モンドル海岸は、釜山市民の間でもあまり知られていませんでした。険しい地形な上に、軍部隊があり立入禁止区域となっていたためです。今ではウッドデッキが設けられ、誰でも気軽にモンドル海岸を楽しめるようになりました。

うっそうとした森を通る間も波の音が聞こえてきます。荒々しい波の音と重なって小石の転がる音がリズミカルに刻まれます。かなり急な階段を下りていくと、モンドル海岸を歩くことができます。スイカほどもある大きな石からビー玉くらいの小さな石まで、大きさも形も色も違う様々な石を見ているだけで楽しくなります。


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太宗台砂利広場

切り立った崖と奇岩怪石。海の景色をパノラマで見られる太宗台は、昔も今も釜山を代表する観光スポットに数えられます。白亜紀末の湖に積もった堆積層が海面の上昇に伴い波で浸食され、波食台や海食崖、海岸洞窟など岩の多い海岸を形成したもので、ユネスコ世界ジオパークとして認定されました。

太宗台には全部で3つのモンドル海岸があり、いずれも砂利広場と呼ばれています。正門の近くにカムジ砂利広場とテウォン砂利広場が、影島灯台の近くに灯台砂利広場があります。景色だけを見れば海岸の崖の間にある灯台砂利広場が群を抜く美しさです。

影島灯台の海洋文化空間から海の方へ階段を下りていくと、右にほぼ垂直の崖が見えます。まるで海から突き上がるようにそそり立つの巨大な岩石が、ゴツゴツした岩肌を見せています。荒波が寄せては引く岩壁の間には、丸い小石がびっしり敷き詰められています。灯台砂利広場です。波が強く打ち付ける海食崖の下にあるため、軽い砂が流されて重い砂利だけ残り、砂利広場が形成されました。

高いところから見下ろすのもいいですが、砂利広場まで歩いていって眺める景色も素敵です。海まで下りていって海岸沿いに歩いていくと砂利広場に着きます。海があまりにも澄んでいて、小石が敷き詰められた海底まで透けて見えます。砂利広場の向こうは大海原です。ありのままの海がそこにあります。


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没雲台砂利広場

多大浦海水浴場の左側終点から海に向かって道に突き出た低い山が一つあります。没雲台です。海流の影響で霧と雲が多いため島がよく見えないことから没雲台という名前が付いたそうです。

没雲台入口の急な丘を少しだけ上ると、うっそうとした森の道があります。平坦な道を10分ほど歩くと多大浦客舎が見え、そこから左に下りていくと海辺につながっています。

道を挟んで左は砂浜、右は砂利広場です。海岸に沿って結構長く続く砂浜とは異なり、砂利広場は岩の間に埋もれています。それほど広くない空間ですが、平たく丸い小石が海岸いっぱいに広がっています。

階段を利用して砂利広場まで下りていけます。砂利広場に実際に立ってみると、上から見るのと違ってかなり大きな規模に感じられます。波が力強く打ち寄せたかと思うと、たちまち小石の間に広がって消えます。黒い小石がやわらかい日差しを受けてキラキラ輝きます。砂利広場のすぐ前を見ると、小さな島が海にぽっかり浮かんでいます。島の上にひょっこり頭を突き出した灯台がとてもロマンチックです。これまで知らなかった釜山の海の新しい魅力が味わえます。

利用案内
  • 住所

    二妓台モンドル海岸 : 釜山広域市南区龍湖洞山25 二妓台海岸散策路の海辺
    青沙浦モンドル海岸 : 釜山広域市海雲台区中洞618-4
    太宗台灯台砂利広場 : 釜山広域市影島区展望路120
    没雲台砂利広場 : 釜山広域市沙下区多大洞山144
  • 休業日

    年中無休
  • 営業曜日及び時間

    二妓台モンドル海岸 : 常時開放
    青沙浦モンドル海岸 : 開放時間:09:00~18:00
  • 利用料金

    無料(タヌビ列車運賃別)
  • 交通情報

    二妓台モンドル海岸 : 都市鉄道2号線慶星大・釜慶大駅5番出口 → 20、22、24、27、39、131番のバスに乗換え → 龍湖2洞住民センターで下車し徒歩30分(タクシーで13分)
    青沙浦モンドル海岸 : 都市鉄道2号線萇山駅5番出口 → 海雲台区2のマウルバスに乗換え → 青沙浦スーパーで下車し徒歩6分
    釜山シティツアーバス:レッドライン(釜山駅) → ブルーラインに乗換え(海雲台海水浴場) → 青沙浦で下車
    太宗台灯台砂利広場 : 都市鉄道1号線釜山駅7番出口 → 66、88、101番のバスに乗換え → 太宗台(太宗台温泉)で下車
    バス:8、30、66、88、101、186番に乗って太宗台(太宗台温泉)で下車
    没雲台砂利広場 : 都市鉄道:1号線多大浦海水浴場駅2番出口から徒歩27分
    バス:11、2、3、338、96、96-1、1000番に乗って多大浦海水浴場で下車し徒歩27分

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