文・写真 旅行作家 ムン・チョルジン
KT&G想像マダン釜山
2005年、オンライン文化コミュニティとして誕生したKT&G想像マダンは、2007年には弘大、2011年には論山、2014年には春川と、複合文化施設が次々とオープンした。そして2020年9月。釜山最大の繁華街「西面」に、想像マダン釜山がオープンした。1F_LOUNGE
1階はラウンジとなっている。誰でも利用できる開かれた空間で、4階まで吹き抜けになっているため、開放感あふれる場所だ。時々、フリーマーケットや展覧会が開かれる広場のような役割も果たす。2F_DESIGN SQUARE
ラウンジの中央にある階段を上ると、2階のデザインスクエアにたどり着く。釜山で活動中のアーティストたちが手掛けた、多彩なデザインアイテムグッズが販売されているショッピング空間だ。釜山の新人アーティストとブランドが一堂に会していて、まるで文化マップのような場所というべきだろうか。旅の土産から日常的に使える雑貨まで販売されていて、その多様さは、デザインスクエアを回るだけでも1時間はあっという間に過ぎてしまう。3F_LIVE HALL
3階はライブホールだ。4階まで使われているため、かなり広くて高い。ソウルに比べると公演のコンテンツの種類が少ない釜山では珍しく、頻繁に公演を観覧することができ、217席の座席を備えていて、スタンディング形式の場合、500人まで収容可能だ。公演だけでなく、地元のミュージシャンを発掘し、能力を引き出す支援プログラムも運営されている。4F_GALLERY / 5F_想像クラス
4階はギャラリーだ。5階の一部をも使用する複層空間で、地元のアーティストを支援する展覧会をはじめとし、様々な企画展や外部とコラボした展覧会も行われている。毎月新しい展覧会が開かれ、休館日がないという点も魅力の一つといえる。最近では見かけなくなった写真の暗室も備えている。白黒の写真を直接現像や印画したり、写真関連の教育を受けたりもできる。7F_STAY / 13_ROOFTOP
7階は宿泊施設だ。おでん、靴、鴎など釜山のシンボルを面白く表現したインテリアが、SNSでホットな話題となっている。計24室の客室を備えているが、10室はプライベートルーム、14室はゲストハウス形式のシェアルームとなっている。ロビーには休憩スペースとオープンキッチン、ビジネスセンターも整えられている。住所
釜山広域市釜山鎮区西面路39電話番号
+82-51-809-5555休業日
年中無休営業曜日及び時間
入居空間とプログラムにより異なる。利用料金
入居空間とプログラムにより異なる。交通情報
都市鉄道1号線、2号線・西面駅7番出口から徒歩5分。関連旅行
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