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丸一日ゆるり、亀浦へのロマンチックなバリアフリー旅

文・写真旅行作家クォン・ガンヒョン

評価 5.0
PV 752

忙しい日常生活の中で心の余裕を失った今のあなたにぴったりの、都心でゆっくりくつろげるロマンチックな旅行コースをご紹介します。このコースは、老若男女問わず、障がい者の方、妊娠中の方、ペットをお連れの方でも快適に楽しめる観光スポットでもあります。ゆっくり回る癒しの旅がしたい方は今週末、迷わず亀浦へ旅立ってみましょう。真夏の蒸し暑さも気にならないほど満足していただける一日を過ごせること間違いなしです。

亀浦へのロマンチックな旅行・おすすめコース

亀浦バリアフリー森の道
クムビッノウルブリッジ
三楽生態公園
PRINTZE

亀浦バリアフリー森の道

亀浦バリアフリー森の道は、障がい者の方、妊娠中の方、高齢者の方でも快適に回ることができるよう、緩やかな傾斜の木道が続き、車いすやベビーカーでも頂上まで登れるように整備されています。

入り口には「虫よけ自動噴射機」や10台ほど駐車できる駐車場が整えられており、障がい者用駐車場も設けられています。電動車いすや電動スクーターの使用者のために設けられた「障がい者用電動補装具充電器」など、ここを利用する障がい者や高齢者への細かい心遣いが感じられます。

亀浦バリアフリー森の道の木道は、入り口からハヌルバラム展望台まで約2kmの長さで、大人の歩きでおおよそ4~50分かかりますが、車いす使用者の方は、もう少し時間の余裕をもってスケジュールを組むことをおすすめします。何か所か、木道から離れて頂上まで登れる階段もつくられており、早く頂上まで登りたい人にとって近道になっています。

遊歩道は、頂上までジグザグの形で登るようになっており、途中、車いすやベビーカーがすれ違うことができるスペースも設けられているため、立ち往生することはありません。遊歩道に沿って生い茂る鬱蒼とした森が木陰をつくり、暑い日差しが照り付ける昼間でも、涼しく木々からの贈り物の新鮮な空気を吸って、身も心も健康になった気分が味わえます。

頂上への道の途中、洛東江(ナクトンガン)を眺めてしばらく休むことができる展望台が2か所建てられており、コブク(亀)岩、頂上(チョンサン)岩など独特な形をした奇岩も多いので、その形をじっくり見るのも楽しい経験になるはずです。頂上にあるハヌルバラム展望台からは、望遠鏡を使って釜山の都心や洛東江の解放感あふれる風景が眺望できます。素晴らしい風景の中で記念写真を撮ったりと、汗をかいて得た達成感を思い出にすることもできるでしょう。

クムビッノウルブリッジ

亀浦市場の入り口に位置するクムビッノウルブリッジは、亀浦と華明(ファミョン)生態公園を繋ぐ歩道橋で、その名からも分かるように、洛東江の向こう、金海(キムヘ)へ落ちる夕陽を鑑賞するのに最高のスポットです。

クムビッノウルブリッジには、車いす使用者やベビーカー利用者も快適に施設が利用できるよう、亀浦市場、ブリッジの中間地点、北区観光案内所のある展望台、この3か所にエレベーターが設置されています。視覚障害者に配慮し、エレベーターの入口に視覚障害者誘導用ブロックが敷かれており、エレベーターのボタンには点字が表記されていて、誰でも快適に利用できるようになっています。

橋の上に上って華明生態公園の方に歩いていくと、亀浦鉄路や川沿いの道路など、ちょっと風変わりな風景が広がり、さらに端まで進むと、展望台が現れます。観光案内所やちょっとした椅子も設置されているため、気軽に座って休憩を取ることができます。展望台のデッキから一望できる華明生態公園には独特な緑地や豊かな植物があたり一面に広がっていて、目の疲れが一瞬で消える体験をするはずです。

夕陽の時間に合わせて訪れると、日没とともに洛東江が赤く染まる素晴らしい夕焼けが鑑賞できるので、釜山の夕陽の人気スポットでもあります。夜は照明に彩られた素敵な夜景が見られますので、時間の余裕があれば、夕陽と夜景を一緒に鑑賞することをおすすめします。

三楽生態公園

三楽(サムラク)生態公園は釜山を代表する体育・休養スポットで、洛東江を挟んで左右の広大な河川敷に広がっています。クムビッノウルブリッジと繋がっている華明生態公園からも近くに位置してします。様々なスポーツ設備や散歩コース、季節によって様々な花々が咲く花団地、野生の花群生地など、見どころ満載の場所です。

大型駐車場が公園のあちこちにあり、それぞれの駐車場には障がい者用駐車スペースが設けられています。公園全体が平地で、車いすやベビーカーで移動できるよう遊歩道も整備されていますので、妊婦や高齢者、障がい者の方が同伴の方と気軽に訪れることができます。

公共交通機関を利用するときは、沙上(ササン)にある釜山-金海モノレール・掛法ルネシテ駅と連結されている江辺(カンビョン)ナドゥル橋からだと、三洛江辺公園へ直接アクセスすることができます。視覚障害者誘導用ブロックや点字の案内板がついているエレベーターもあり、車いすやベビーカー、あるいは自転車で利用する方も快適に移動することができます。

公園に整えられている緑地には、木陰にベンチがあちこちにあって昼間でも涼むことができ、広々としているので家族連れがゆったり過ごすにもぴったりの場所です。また、バスケットボールやサッカーなどが楽しめるスポーツ設備も整えられているため、スポーツ好きにも大変人気のスポットです。

三楽江辺公園には、休憩できるベンチや手を洗うことができる水飲み場など、様々な利便施設が備わっています。特に、トイレが随所にあり、車いすリフトが設置されているトイレもあり、車いす使用者や高齢者の方の利便性にも配慮しています。

7月初めから8月初めまでは、三楽江辺公園の近くにある大規模な蓮花団地もおすすめのスポットです。とくにこの時期は満開の蓮花が楽しめます。その独特な美しい姿には、暑い夏でもわざわざ多くの人が訪れるほどの魅力があります。

PRINTZE

亀浦駅の近くには、スペシャル料理が味わえるレストランがあります。スペイン料理店「PRINTZE」です。1階はレストラン、2階はギャラリーとなっており、火・水・木曜日はペット同伴が可能です。ペットと一緒に暮らす人が増えているこのご時世ににぴったりのレストランではないでしょうか。

店内にはそれぞれ違う雰囲気のテーブルが置かれていて目を引きます。テーブルの上を照らすほのかな照明は、インテリア小物にぴったりの味わいを醸し出し、感性をくすぐる雰囲気が漂っています。ギャラリーのある2階には、タイプライターやユニークな絵、小物などが置かれていて魅力的です。実際使うこともできるタイプライターは、重みのあるタッチ感やそのレトロな音がアナログの味わい深い世界へと誘います。

PRINTZEでは色々なスペイン料理が味わえますが、店長のおすすめでイカ墨のパエリア、トマトパスタ、エビのアヒージョ、そしてサングリアと白ワインを頼みました。貝とエビの入ったイカ墨のパエリアは、イカ墨の芳醇な香りと歯ごたえのある米の旨味が合わさって濃厚な風味が増し、トマトパスタはコクのあるソースが絶品でした。

柔らかいエビ、アクセントとなるニンニクの香りが調和するエビのアヒージョは、すべての人を虜にする一品。ホワイトワインとも抜群の相性を誇ります。釜山でエキゾチックな雰囲気や食の体験がしたい方は、亀浦駅の近くにあるスペイン料理店「PRINTZE」をぜひ訪れてみてください。

利用案内

住所
亀浦バリアフリー森の道: 釜山広域市北区亀浦洞779-3
クムビッノウルブリッジ: 釜山広域市北区亀浦洞
三楽生態公園: 釜山広域市沙上区三楽洞29-46
PRINTZE: 釜山広域市北区洛東大路1694番ナギル2
休業日
亀浦バリアフリー森の道, クムビッノウルブリッジ, 三楽生態公園, 華明生態公園: 年中無休
PRINTZE：月曜日
営業曜日及び時間
亀浦バリアフリー森の道, クムビッノウルブリッジ, 三楽生態公園, 華明生態公園 : 常時
PRINTZE：11:00 – 22:00(昼休み15:00-17:00)
利用料金
亀浦バリアフリー森の道, クムビッノウルブリッジ, 三楽生態公園, 華明生態公園: 無料
交通情報
亀浦バリアフリー森の道
地下鉄2号線・亀明駅2番出口から徒歩17分
駐車: 亀浦バリアフリー森の道駐車場

クムビッノウルブリッジ
地下鉄2、3号線・徳川駅5番出口から徒歩6分
駐車: 大理川公営駐車場

三楽生態公園
釜山-金海モノレール・掛法ルネシテ駅1番出口から徒歩16分
駐車: 三楽生態公園,駐車場

PRINTZE
地下鉄・亀浦駅3番出口から徒歩3分

バリアフリー施設
障がい者専用駐車スペース
バリアフリー化粧室

丸一日ゆるり、亀浦へのロマンチックなバリアフリー旅

利用案内

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