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太宗台で楽しむスキューバダイビング

文・写真　旅行作家　鄭琥潤

評価 5.0
PV 2,537

見ているだけでもすがすがしくなる青い海がどこからでも見えるのが、釜山の魅力ポイントです。今回ご紹介する太宗台甘池海辺は、スキューバダイビングの名所として有名で、初心者でも簡単にダイビングを学ぶことができる教育の場としても人気を集めています。スキューバダイビングで海の中の不思議な世界を見物したら、太宗台を散策しながら特別で美しい自然の風景を満喫するといいかもしれません。

ダイビングの名所、太宗台甘池海辺

全長270m、幅40mとこじんまりした甘池海辺には、小さな砂利が敷き詰められていて、美しい海岸の景観を演出しています。澄んでいて水深の深い海は、初心者はもちろん、上級者まで楽しめるダイビングポイントになっています。

太宗台甘池海辺には10ヵ所ほどのダイビングショップが集まっていて、ここでダイビング器材をレンタルでき、更衣室やシャワー施設も利用できます。初心者向けのスキューバダイビングの教育や体験も行っているので、誰でも思い立ったらダイビングに挑戦できます。

初心者向けのダイビング講習の場合、インストラクターと参加者がマンツーマンでペアになって器材の着用からダイビング教育まで細かく教えてくれます。甘池海辺でダイビングをするときは、ダイビングショップで器材をすべて着用してから、フィンだけを手に持ってビーチに移動します。スキューバダイビングの器材の重さは状況によって15～30kgに達しますが、海まで50mぐらいなので、すぐに海の中に飛び込むことができます。

本格的に海に潜る前に、水と器材に慣れる時間が必要です。顔にはマスクを付けて、口にシュノーケルをくわえます。鼻ではなく口で呼吸することになれる必要があります。エメラルド色の甘池海辺で楽しむスキューバダイビングは、海の中と外の美しい風景を満喫できます。海の中には小さくてかわいい海洋生物がたくさんいて、目を楽しませてくれます。海面の近くから海の中をのぞくシュノーケリングとは違って、水深5～10m以上海の中に潜って眺める風景なので、特別に感じられるのは当然です。

ダイビング講習は、ダイビングショップで休憩とをりながらインストラクターから細かいフィードバックをもらって終了です。太宗台甘池海辺でのスキューバダイビングは、体温を維持してくれる特殊なウェアのおかげで一年中楽しめるので、いつでも体験できます。

甘池海辺から出発する太宗台遊覧船

甘池海辺には、太宗台の周囲を一周巡る遊覧船の船着場があります。海の上から眺める太宗台と甘池海辺の風景は特別なものですので、ぜひ一度乗船してみることをおすすめします。

散策したい太宗台の穴場あれこれ

歩きやすい公園になっている太宗台は、四季を通じて美しい自然景観を楽しむことができるので、いつもたくさんの人で賑わっています。散策路を辿って一回りしてもいいし、タヌビ列車に乗って一巡りしてもいいでしょう。タヌビ列車の停留所は、展望台、太宗寺、灯台など主なスポットごとにあるので便利です。みどり豊かな森と開放感のある海の風景のどちらも楽しめるのが、釜山の太宗台の魅力です。

太宗台の数々のスポットの中でも、あまり知られていない穴場スポットがあるとしたら、それは「テウォン砂利広場」です。ここは甘池海辺と共にドラマ『パチンコ』のロケ地になりました。展望台から下を見下ろすとエメラルド色の海と一緒にテウォン砂利広場が見え、素敵な風景を演出しています。階段を下りていくと、『パチンコ』のロケ地を歩きながら素敵な写真をたくさん撮ることもできます。海の沖合の方に目を向けると、大きな船が停泊する停泊地が見えます。
階段を下りる手前の、みどり豊かな森の間に伸びる小道を歩いていくと、テウォン砂利広場と絶壁の風景を見下ろすことのできる場所に出ます。ここでも記念撮影をするといいと思います。

楽しいスキューバダイビングと美しい自然の風景を満喫できる太宗台での散歩は、色々な魅力でいっぱいです。釜山・影島を旅するなら、太宗台と甘池海辺まで一緒に巡ることをぜひおすすめします。

利用案内

住所
釜山広域市影島区カムジギル87番ギル19
電話番号
マリンスポーツ教室 +82-51-405-4111
交通情報
都市鉄道1号線釜山駅7番出口 → 「釜山駅」バス停で66、88、101番バスに乗り換え → 「太宗台・太宗台温泉」バス停下車、徒歩10分
バス8、30、66、88、101、186番「太宗台・太宗台温泉」下車
駐車：太宗台遊園地駐車場・マリンスポーツ教室前

太宗台で楽しむスキューバダイビング

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