タン(湯)の効能とその秘密
チュオタン
まず最初は、チュオタン(ドジョウのスープ)です。「チュオ」は韓国語で「ドジョウ」を意味します。チュオタンを簡単に説明すると、白菜、唐辛子、ネギ、ニラなどの野菜と、ドジョウをすりおろしたものを煮込んで作るスープ料理です。チュオタンには、良質なタンパク質が含まれています。また、チュオタンは胃腸に負担を与えないのが特徴です。特に消化が早いため胃腸疾患などにいい料理とされ、加齢によって消化力が落ちていたり、病後や手術の前後の気力の回復に効果があるということで、よく食べられているそうです。サムゲタン
次は、よく知られているサムゲタンです。サムゲタンは、有名な韓国料理のひとつだと思います。鶏がまるまる一羽入っているのが特徴で、高麗人参、ナツメ、もち米と一緒に煮込んで作られる料理です。韓国では蒸し暑い夏に健康を守るための特別な日があり、滋養強壮効果に優れた料理を食べる風習があります。そのひとつがサムゲタンです。コムタン
最後はコムタンです。コムタンは、牛骨やホルモンを長時間煮込んで作るスープ料理です。「コムタン」の「コム」は、「よく煮込んだスープ」を指します。それに「タン(湯)」を付けたのが「コムタン」です。韓国料理には辛い料理が多いですが、新羅時代の記録も残っているコムタンは全く辛くないさっぱりした料理で、味が薄ければ塩で味をつけたり、カクテキやキムチと一緒に食べるとおいしい料理です。おすすめ観光スポット