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きらきらひかる釜山

文・写真　旅行作家シン・ギョンミン

評価 5.0
PV 3,432

観光スポットがたくさんあって一年中楽しい釜山ですが、年末を迎えて灯りに彩られ、より一層美しく、きらきらひかっています。寒い冬の夜、心温まる灯りの饗宴が繰り広げられているのです。

釜山は、一番美しい思い出づくりができるので、一年を締めくくるのに最もふさわしい地域ではないでしょうか。暗い夜の海が照らされ、静かな都心に温かい活気がもたらされます。きらきらひかる釜山で、幸せな年末を過ごしましょう。

甘川（カムチョン）文化村

冬の甘川文化村には、夜にも訪れるべき理由がある。村の随所に掛かっている「甘川家灯り」があるからだが、ほのかな灯りが温かい雰囲気を漂わせ、夜も散歩するのに最高のスポットとなった。階段状に建てられた家がそのまま残されている路地に甘川家灯りがともされ、村中が温かみのある色に染まっている。

路地を辿って静かに歩いてみよう。一つ一つ異なる家が描かれた灯りが、旅人を歓迎してくれる甘川家灯り。昼しか訪れたことがない人は、別な魅力を持つ夜の甘川文化村が満喫できる。

11月13日から始まる甘川家灯りは、残念ながら12月25日になると撤去される。点灯時間は18時30分から21時まで。住民が実際住んでいる地域なので、見物のときは地元住民に配慮し、静かに見物しよう。

海雲台（ヘウンデ）光祭り

今年で9回目を迎える海雲台を代表する冬の祭り。光祭りは年を追うにつれますますその規模が大きくなっている。「光の海」というテーマで開催される今年の海雲台光祭りは、昨年の2倍の規模となり、海雲台海水浴場と亀南路（クナムロ）広場はもちろん、海雲台市場や温泉道一帯が、華やかな造形物で彩られている。

亀南路の中央に聳え立つ巨大なツリーや美しい造形物を見るために、夜遅くまで釜山市民と観光客で賑わう。白い砂浜に設置されたメディアアートは、まるで白く散る波のように広がりを見せる。音楽に合わせて変化し続け、この上なく華やかだ。絶え間なく動く照明や摩天楼の夜景が調和し、海雲台の夜を幻想的な景色に彩る。

海雲台光祭りは、2024年1月31日まで行われ、ライトの点灯時間は18時から24時まで、かなり長い時間光祭りを楽しむことができる。

光復路（クァンボンロ）冬の光ツリー祭り

釜山の都心でクリスマスの雰囲気を堪能することができた「釜山クリスマスツリー文化祭り」が、「光復路冬の光ツリー祭り」とその名を改め、引き続き開催されている。光復路と南浦洞（ナムポドン）一帯で華やかな幕が切って落とされ、様々な形のツリーと照明が街を温かい色で照らす。

12月8日から始まるこの祭りは、2024年1月14日まで続く。メイン舞台の方に設置された大型照明ツリーを中心に、光復路一帯は美しい光の饗宴が真っ盛りだ。光に染まる街のあちこちでは、多くの人が思い出作りに余念がない。キュートな動物の形をした照明も多く、子どもも大人も十分、幸せな時間が過ごせる。光復路から連結される龍頭山（ヨンドゥサン）公園も、驚きに満ちた華やかさが味わえるので、忘れずに回ってみよう。

利用案内

住所
海雲台光祭り: 釜山広域市海雲台区海雲台海辺路(ヘウンデヘビョンロ)264
光復路（クァンボンロ）冬の光ツリー祭り: 釜山広域市中区光復洞2街49
甘川文化村: 釜山広域市沙下区カムネ2路203
利用料金
無料
交通情報
海雲台光祭り
都市鉄道：海雲台駅5番出口から徒歩8分
駐車：海雲台海水浴場公営駐車場

光復路（クァンボンロ）冬の光ツリー祭り
都市鉄道：1号線南浦駅3番出口から徒歩約4分

甘川文化村
都市鉄道1号線槐亭駅6番出口→槐亭十字路・国民銀行のバス停で沙下区1番または沙下区1-1番のマウルバスに乗り換え
→クガムで下車、徒歩3分駐車：(旧)甘亭小学校公営駐車場

きらきらひかる釜山

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