文・写真:コブギクリエイター6期 キム・ヒウォン
今回は釜山でひと味違う展示を楽しみたい方におすすめの「高麗製鋼記念館」をご紹介します。
一見すると、ワイヤーに関する展示を観覧するための施設であると思われるかもしれませんが、実際に行ってみると、展示だけでなく、建築物そのものが非常に印象的な場所でした。
特に、建物の外観にも内装にもワイヤーという素材の特徴が活かされており、建築的にも興味深かったので、釜山で展示会をお探しの方に、ユニークなデートスポットとしてもおすすめの場所です。
- 建築物からして印象的な高麗製鋼記念館
高麗製鋼記念館に着いて最初に目を奪われたのは展示ではなく、建物の外観でした。
全体的に鉄とワイヤーのイメージが活かされたモダンな雰囲気の建築物となっています。
単なる展示物の入れ物としての建物ではなく、高麗製鋼の主要な素材であるワイヤーを建築デザインとして積極的に取り入れた空間であることがその特徴です。
建物周辺をゆっくり回ってみると、直線的な構造と曲線の要素が混ざり合い、ずっしりと重い鉄材の感触と周りの緑地がコントラストをなしているため、思っている以上に写真を撮りたくなるスポットも多かったです。
特に、建物の中に入る前、外部の空間と建築物の関係をあわせて見ていると、いわゆる企業広報館とは少し違う場所のように感じられます。ワイヤーという産業素材を建築とデザインで表現している点が、高麗製鋼記念館ならではの面白さです。
- KISWIRE 広報館
建物の中に入ると、最初に目に入る場所は1階の「KISWIRE広報館」です。高麗製鋼が歩んできた歴史と私たちの生活の中で使われているワイヤーについて、わかりやすく構成されています。
特に、ワイヤーの「張力」を利用した建築に関する話が興味深かったです。ワイヤーは、圧縮ではなく張力を利用して構造物を支えることができるという説明を読んでみると、普段何も考えず通りすぎていた建築物を少し違う目線で見ることができるようになる展示です。
釜山を代表するランドマークの1つである広安大橋にも高麗製鋼の技術が採用されているということも紹介しているので、釜山とワイヤー産業のつながりを知っていくことも楽しかったです。
- ワイヤーミュージアム
2階に上がると、ワイヤーの歴史と製作過程、各産業での活用などについて映像や模型、キオスク端末などを通して詳しく知ることができるワイヤーミュージアムが続きます。そして、ここで展示と同じくらい目を惹くものがありました。それは中央に位置する鉄製の螺旋階段です。
滑らかな曲線を描く階段のフォルムは、一般的な階段とはまったく違いました。まるで空に向かって昇っていくような感覚になり、建物の構造とワイヤーのイメージを1つのオブジェのようにつないでいる空間です。
階段周りは開放感があり、階段を上りながら見下ろすと、建物の構造を一望できます。ここは展示を観る場所であるとともに、建築物をゆっくり鑑賞する楽しさもある場所でした。
高麗製鋼記念館はそれほど規模は大きくはありませんが、建物の外観から中の階段、展示スペースまで見どころが満載なのでゆっくりお楽しみください。特に、普段から建築やデザインに興味をお持ちの方は、展示の内容だけでなく、ワイヤーという産業素材が建築物にどのように使われているのかを観察してみるのも楽しみ方の1つだと思います!
Q&A
Q. 高麗製鋼記念館の周辺にあるおすすめスポットを教えてください!すぐ近くに「F1963」があります。高麗製鋼記念館の後はF1963に寄ってカフェやその他文化施設も合わせてお楽しみください!釜山で文化体験のできるデートコースとしてもおすすめです。
利用案内
住所
釜山広域市 水営区 鴎楽路141番キル 63
営業曜日及び時間
9:00~17:00 (毎週日・月曜日は休館日)
利用料金
無料