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没雲台スケッチ

都心に近くて歩きやすい没雲台トゥルレ道

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PV 7,826

釜山の多大浦海水浴場のそばには没雲台という小さな島がある。霧がかかって雲の多い日には隠れて見えなくなることから「没雲台」と名付けられた。ここは大昔は島だったが、洛東江に運ばれてきた土砂が堆積して多大浦とつながり陸となった。
曲がりくねった森の中の小道と、奇岩怪石からなる海岸の絶壁を同時に楽しめる没雲台トゥルレ道を歩いてみよう。都市鉄道1号線多大浦海水浴場駅で降りるとすぐにトレッキングが楽しめるほどアクセスが良い。

この表示石が見えたらここが入口だ。没雲台トゥルレ道のコース案内図もよく見てみよう。①番の位置から左方向に進んで時計回りに一周し、①番に再び戻ってくるコースを選ぶのが一番無難なはずだ。
準備ができたら、さっそく出発しよう。

②の花孫台に向かう道は緑色で豊かさと爽やかな森の道になっている。平らな山道が続き、花孫台に近づくと傾斜のある上り坂になる。息が切れるほどの難コースではあるが、短いのでつらくて登れないほどではない。空に向け伸びってる木のトンネルを抜けると、いつの間にか視野が開けてくる。海のそばにある広く平たい一枚岩は花孫台と呼ばれている。ここからはびっくりするような没雲台の海の絶景を眺められる。野球帽の形をした帽子島、尻尾まであるネズミの形をしたネズミ島は、どうしてこんな形になったのか不思議だ。

花孫台から再び来た道を引き返して④の展望台に向かってトレッキングを続けよう。歩きやすい道が続き、途中には所々に休憩スペースもある。木の橋を渡ると、開けた海の風景が迎えてくれる没雲台展望台に出る。ベンチに腰掛けて美しい海の風景を眺めていると幸せになってくる。③の砂利の広場と⑩の砂の広場に降りてゆっくりと歩きながらステキな海岸の絶景も満喫できる。

展望台の海の風景を後にして、砂利道の散策路に沿って進むと⑤の多大浦客舎に着く。涼しげな松林の中にたたずむ釜山広域市指定文化財であるこの建物は朝鮮時代に建てられたもので使者の宿として使われた官庁だったそうだ。

背の高い松の木が並ぶ歩きやすい散策路を歩いて①番のスタート地点に戻ってくると没雲台トゥルレ道のトレッキングは終了となる。しかし、これで終わりではない。没雲台の右手の海辺に沿って設けられている展望デッキの散策路を歩いてみることをおすすめしたい。美しい海岸の景色と果てしなく広がる海をより近くで感じることができる。特に、夕暮れどきの多大浦海水浴場の夕陽の風景は最高の感動をプレゼントしてくれるはずだ。

没雲台トゥルレ道は、いつまでも思い出に残るトレッキングコースになるはずだ。

利用案内

住所
釜山広域市沙下区多大洞山144
電話番号
+82-51-220-4536(沙下区庁山林緑地課)
休業日
年中無休
営業曜日及び時間
常時
利用料金
無料
交通情報
都市鉄道1号線多大浦海水浴場駅2番出口から徒歩8分
バス11, 2, 3, 338, 96, 96-1, 1000番「多大浦海水浴場」下車
駐車：多大浦海水浴場公営駐車場(有料)

一般駐車スペース
障がい者専用駐車スペース

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